EUは特別首脳会議を開き、防衛力の強化のため、日本円にして127兆円規模の資金の確保を目指す計画について大筋で合意した。米国・トランプ大統領がヨーロッパに地域の防衛でいっそうの役割を果たすよう迫る中、結束を確認した形。ゼレンスキー大統領も出席。ゼレンスキー大統領は「欧州のすべての指導者に感謝したい」と述べた。EUの加盟国は防衛力の強化のため最大で8000億ユーロ、日本円にして127兆円規模の資金の確保を目指す「ヨーロッパ再軍備計画」を進めることで大筋で合意した。フランスや英国が中心となって検討している、停戦後のウクライナへの平和維持部隊の派遣についてロシア・ラブロフ外相はNATOの部隊の駐留とみなす反発した。日本を訪れているイタリア・マッタレッラ大統領は「武器を持った強い国が自分の意志を押し付けることに成功すれば、ほかの侵略を引き起こし、想像を絶する規模の戦争につながる」と述べた。米国メディアは来週前半に会談が停戦交渉に向けサウジアラビア・リヤドで行われると伝えている。
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