日本維新の会・前原誠司による党首討論。前原は、安全保障について、トランプ氏は、日米安保について不平等であると主張している、これを単なるディールとは思わずに、今後のリスクマネジメントのなかで、日米安保のあり方を見直すべきだなどとし、日米安保のあり方について石破総理に質問した。石破総理は、不断の見直しが必要である、一方で、他国がアメリカを防衛するというのはどういう状況なのかということをリアリティをもって考える必要がある、いかに同盟が信頼を保ちうるかということは、与野党・党利党略を超えて議論する必要があるなどと話した。前原は、日米安保を見直し、日本がアメリカの防衛義務を負うことになれば、憲法改正が必要になる、憲法は、自衛隊を想定して作られていない、そういうものの組織に新たに入ってくる人間が命をかけて国を守ると思うか、日米同盟関係がなければ日本を守れないというのであれば、憲法改正を国政における最重要テーマとして取り組むべきではないかなどと主張した。石破総理は、憲法について全力で取り組んでいないということは、国家について全力で取り組んでいないことと同じ、集団的自衛権の問題は、主権独立国家とは何であるかということが本質にある、この点について憲法の議論をしていかなければならないなどと話した。前原は、石破総理に対し、日米同盟関係を非対称から対称にしていく、憲法改正も党内の議論に委ねるのではなく自らがリーダーシップを発揮してやってもらいたいなどと話した。
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