焼肉やお好み焼きなど日本には客自ら調理する店が少なくない。外国人観光客が店で最初に感じる素朴なギモンをウォッチング。1日20組以上が外国人観光客、浅草のお好み焼き店「浅草つる次郎本店」。お好み焼きやもんじゃ焼きを「客が自ら調理するのは一体ナゼ?」。2つの料理のルーツといわれている江戸時代の駄菓子「文字焼き」。農林水産省HPによると水に溶いた小麦粉を鉄板に流し込み、子どもたちに文字や絵を描いて教えたことが名前の由来。もんじゃ焼きもお好み焼きもだしと具材に味が凝縮されているため高度な調理技術を必要とせず、客自ら調理する流れができた。客の大半が外国人客だという焼肉ライク渋谷宇田川町店。ひとり焼肉のスタイルが人気の秘訣。現在の焼肉店の元祖の1つとされている大阪市の食道園。平壌出身の創業者・江崎光雄が1946年に創業。食道園によるともともと朝鮮半島をルーツに持つ焼肉はタレにもみ込んだ肉を調理場で焼き、そのまま客に提供。この店で生まれた発明「つけダレ」。焼きたてアツアツの肉を冷ますことができ、味付けも自分好みにできると客が大絶賛。「客自らが肉を焼く習慣が生まれた」と食道園はいう。自ら肉を焼く習慣はつけダレの普及により根付いた。