北朝鮮は昨夜、先月末から2度にわたり韓国に対してゴミなどをつけた飛来物を送ったことについて、「どれほど気持ち悪いか十分に体験させた」として、今後はやめることを明らかにした。韓国軍によると、先月28日からきのうにかけ、北朝鮮から韓国に対し、ゴミや汚物などをくくりつけた風船が確認されているだけで900個飛ばされている。こうした事態を受け、韓国政府は北朝鮮に向けて以前行っていた体制批判などを行う、いわゆる「宣伝放送」を再開する可能性も示唆していた。こうした中、北朝鮮の国防次官は2日夜、この飛来物をめぐり談話を発表し、韓国に飛ばしたゴミなどがあわせて15トン、個数にして3500個だったとしている。その上で、飛来物について「どれほど気持ち悪く、多くの力が消費されるかを十分に体験させた」として、飛ばすことを中断させると明らかにした。また、韓国側から北朝鮮の体制を批判するビラが再び飛ばされれば、その100倍のゴミを飛来させると警告している。