北海道新幹線の札幌延伸は、目標とされてきた2030年度末の開業が極めて難しいと伝えられている。中村幸司解説委員が「北海道新幹線の事業主体・鉄道運輸機構が今月発表した。今工事が行われているのは新函館北斗と札幌の間。この区間のおよそ80%がトンネル。目標時期の開業が難しい理由は、3つのトンネルの工事が遅れているため。JR北海道は札幌延伸を機に経営の自立を目指すとしてきたが、開業が遅れることによってこちらも遅れることになりそう。開業を見越してホテルの建設なども進められている。地元の経済生活などへの影響が大きなものになるのではないかと心配されていて、鈴木知事らは斉藤国土交通大臣に早期会議を求めた。建設主体である鉄道運輸機構が早期開業を目指すということと、併せて、少しでも早く開業時期を示して地元への影響を抑えるということが求められている」とスタジオで述べた。