石川・輪島市には仮設住宅が建てられている。北海道の会社が手掛けた「ムービングハウス」というもので、トラックに乗せて移動することができるなど機動性に優れている。2DK14戸・4DK4戸と家族構成に合わせて建てられていて、さらに縦横に連結することも可能となっていて、断熱性・遮音性にも長けているだけでなく100年以上使うことが可能という。移動させて宿泊施設や飲食店などに転用することも可能なのだという。珠洲市でもムービングハウスが設置されつつ有り、40世帯が入居できるようになるという。担当者によると、西日本豪雨や熊本の災害などの際に一度利用されたものを再利用したものとなっている。これとは別に名古屋工業大学・北川啓介教授が考案した空気でふくらませる家「インスタントハウス」も設置されている。部品の数を極力減らし、設置時間が短くなるようにし、約3時間で完成した。これは輪島市の避難所にも設置されている。実は北川教授、地震直後に輪島市に入り屋内用の段ボール製インスタントハウスを設置し15分で組み立て可能とのこと。明日で地震発生から1か月。少しでも安心して暮らせるよう仮設住宅の設置を急いでいる。