東京都荒川区・南千住駅から8分の場所にある「青木屋」。熱々の揚げたてを2枚挟んだハムカツパンは1本270円、とんかつパン・メンチカツパンは320円と、20cmもあるコッペパンのその大きさに反して、お得な値段となっている。手作りコロッケを2つ挟んだ名物のコロッケパンは290円。舌触りなめらかで甘い北海道産ジャガイモに、隠し味のカレー粉がピッタリ。惣菜と乾物の店として始まった「青木屋」では、初代店主が作る惣菜に惚れた常連客が「パンに惣菜を挟んででほしい」と注文したことがキッカケで、ジャンボパンが誕生した。現在店を切り盛りするのは初代店主の息子・青木さん家族。青木さんたちの朝はとにかく早い。午前3時には作業が始まる。野菜を切るのも混ぜるのも全て手作業で、仕込みの作業は4時間掛けてたった2人で行う。オープン直前、やっと揚げ始めたコロッケの匂いに釣られるようにオープン前からお客さんが来た。そこからは行列が途切れない。お昼すぎには930個の惣菜パンが完売した。完売後からは翌日の仕込みが始まった。