今年7月にロシアのカムチャツカ半島の付近で発生した巨大地震の津波に関する政府のアンケート調査で避難した人の半数以上が車を利用し、そのうち4割近くが「渋滞が発生していた」と回答していたことが分かった。関係者によると、政府が神奈川など3つの県と北海道の住民に行ったアンケート調査で、津波警報による避難指示が出た地域で、「避難した」住民のうち、半数以上が避難の手段として「自動車」を利用したと回答した。また自動車による避難では、4割近くの人が「渋滞が発生していた」と回答したという。政府の防災基本計画では、津波からの避難は徒歩を原則としている。ただ各地域の実情を踏まえ、車で避難せざるを得ない場合は自治体が「あらかじめ検討する」としている。
