子どもの4人に1人が貧困状態と言われる沖縄県。貧困の連鎖を断ち切るため、沖縄県出身のラッパー・Awichが奮闘。Awichは英語、日本語、沖縄の方言・ウチナーグチを巧みに織り交ぜた楽曲と力強い歌詞が多くの人を引きつけている。ふるさと沖縄が抱える課題に向き合うことを決めたAwichは「機会がない若者たちにも、いろんな世界を見るきっかけになってほしい」と語った。まちなか留学を無償で提供する「Know The World Awichグローバル教育プロジェクト」を立ち上げた。経済的に生活が厳しい世帯の16歳〜22歳の若者に異文化と出会うチャンスを与えたいとの思いからだった。沖縄県内に住む外国人の家に1泊2日ホームステイし、ホストの出身地域の言葉や文化を学ぶ。沖縄で海外に触れ更にその先の目標へ。Awitchは、羽ばたく沖縄の若者の背中を押そうとしている。