101歳で1人暮らしを始めるハンセン病の元患者の男性がいる。半年余り前に出身地の大阪に居を構えた。14歳の時には治療のため故郷を離れた。群馬県の療養所に入所した。職員から過酷な労働を命じられた。ハンセン病はライ菌で感染する。当時は有効な治療薬はなかった。後遺症が残ることがあった。国は患者を隔離した。差別や偏見が助長された。治っても家に帰れなかった。帰っても差別された。隔離政策が解除されたのは1996年。北野さんはこの時72歳。去年大阪に戻る決断をした。支援する地元の方々の存在は大きい。大阪府は里帰り事業を行っている。101歳になった去年、最期はふるさとで迎えたいと決意したという。
