水野医師は古希を迎えた。出勤して最初の仕事は看取りだったこの日。朝からフル回転で働き、昼間に少しだけ仮眠するようにしている。仕事が入り、休めないことも。70歳になったこの日に契約更新も行った。そして、訪問診療では思いがけないことも。施設に入所している中山艶子さんが呼吸停止をしたという。認知症の患者だったが、亡くなった。一ヶ月前の生前の艶子さんは元気な様子をみせていた。
仙台富沢病院の安積雅子医師は86歳。この日、医師生活最後の日を迎えていた。62歳11ヶ月で医師免許取得。水野医師が医師を志すきっかけとなった女性であこがれの人の今をその目に焼き付けた。安積さんは病気をしたというが思うように働けなっていくなかで、この時が限界と感じたという。51歳の主婦が医学部受験への挑戦を初めてから35年。安積医師の引退を機に水野医師に思いを綴った。徐々に筋肉が痩せて動かなくなっていく病気のALSを患う平舘文昭さん。妻は何を考えているか夫はわからないが水野医師のギャグに笑うという。
仙台富沢病院の安積雅子医師は86歳。この日、医師生活最後の日を迎えていた。62歳11ヶ月で医師免許取得。水野医師が医師を志すきっかけとなった女性であこがれの人の今をその目に焼き付けた。安積さんは病気をしたというが思うように働けなっていくなかで、この時が限界と感じたという。51歳の主婦が医学部受験への挑戦を初めてから35年。安積医師の引退を機に水野医師に思いを綴った。徐々に筋肉が痩せて動かなくなっていく病気のALSを患う平舘文昭さん。妻は何を考えているか夫はわからないが水野医師のギャグに笑うという。