公認・非公認を巡る石破総理大臣のやり方については自民党内でも賛否両論が出ている。裏金問題に関わった議員で非公認となる見通しなのは旧安倍派・下村博文氏、西村康稔氏、高木毅氏、萩生田光一氏、三ツ林裕巳氏、旧二階派・平沢勝栄氏。派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があった議員は公認はするが、比例代表で重複立候補することは認めない見通し。政治部・千々岩森生官邸キャップは裏金議員非公認決断の背景として2つ挙げている。1つは「解散時期など石破政権発足後のブレ」。こういったことなどが世論の批判を招いた。もう1つは「自民党独自の選挙区情勢調査」。都市部の支持が低い=無党派層の評判が悪いとの結果に。自民党幹部は「様々なオプションの中で石破総理は最も厳しい選択をした」としている。今回の衆院選で自民党の単独過半数割れなど厳しい結果となれば旧安倍派・高市陣営を中心に石破降ろしが顕在化する恐れもあるという。今回の決断に関して石破総理は大きな賭けに出たともいえると分析している。