食品メーカーのニップンがマーケティング戦略を支援する企業、刀との協業を明らかにした。刀は2000年代に低迷していたユニバーサルスタジオジャパンを再生した立て役者、森岡氏が創業。消費者のニーズをくみ取った独創的な提案を続けてきた。今回の協業の背景にあるのは成熟市場である食品業界の危機感。どうにか事業を拡大しようと2022年から刀と組んで商品開発を始めた。刀とニップンは販売中の商品の試食会を定期的に実施し自分たちの認識と消費者の声とのかい離を検証している。すでにパッケージをともに考え、売り上げにつながった事例もある。刀・森岡毅CEOは「停滞しているブランドが再成長を始めるのが私が信じていること」。