きょう立憲民主党代表選挙共同記者会見が行われた。会見のわずか4分前、締め切り直前に吉田晴美議員が出馬書類を提出。駆け込みで候補者が揃う異例のスタートとなった。代表戦の候補者は届け出順に野田佳彦元総理、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員。女性議員で当選1回の吉田晴美議員が出馬することで、多様性と刷新感を出す狙いがある。候補者たちは政権交代を訴えた。野田佳彦元総理は「政権交代前夜の代表選であると位置づけている。他の野党とも連携しながら、しっかりと膿を出し切る。その役割を、その先頭に立つ決意である」、枝野幸男前代表は「アベノミクスが限界を迎え経済の危機に直面している。目指すビジョンとしてヒューマンエコノミクス、人間中心の経済を掲げる。多様な個人一人一人が、最大限に力を発揮できる環境をいかに作れるか、日本の可能性はその一点にかかっている」、泉健太代表は「今回のキャッチフレーズは日本を伸ばす。成長か、分配化、その常に分配の側に立って来た立憲民主党だが、それだけではダメ。この国の未来を作っていく」、吉田晴美議員は「1期生の吉田が何が出来るのかと言われるかもしれないが、私のモットーは等身大で自分らしく、これまでの代表選挙にあるようなこの常識を変えていきたい」と述べた。代表選挙は総数740ポイントで行われ、半分が地方議員、党員、サポーター票。求められるのは自民党の対抗軸になり得るかどうか。最大の焦点は次の衆議院選挙での政権交代に向けて、自民党と戦える顔になるかどうか。政治とカネの問題を巡り、各候補者はそろって政治改革を訴えているが、総裁選挙候補者たちも自らの改革を主張しており、自民党に代わる受け皿となりえるか、真価が問われている。