国内外から約680の企業や団体が出展するCEATEC。今年目立つのは工場や物流などの現場での人手不足への対策。あるブースでは工場を魅力ある職場にし生産性を高めようという取り組みを紹介。ゴーグルをかけるとうさぎのキャラクターが作業手順を説明。作業で出る音は文字として目に入ってくる。さらに工場のラインでは流れる箱の数を数えていると黄色や桃色、紫色の花が咲いていく。単調な作業も楽しくし、生産性を少しでも上げようとしている。深刻化する労働力不足。大手メーカーも現場での作業の効率化に真剣に取り組んでいる。日立製作所はメタバースに実際の車両や線路を再現。画面上でデータベース化した過去の点検記録を確認できる。また、生成AIが人間に代わって不具合や故障場所を予測。保守点検の効率化につなげる。他にも人の表情などに合わせ曲調を変えて作曲するユニークな技術などが展示されている。CEATECは明日から20日まで千葉・幕張メッセで一般公開される。