若者の車離れや高齢者の免許返納などで、マンションで空き駐車場が増えているという。そうした空きスペースを有効に活用しようという取り組みを取材した。都内のマンションで管理組合が駐車場の空きスペースに導入したのが、居住者限定のカーシェアリング。料金は時間制ではなく、ひと月あたりの定額制。マイカーに近い感覚で利用できるよう、車1台につき5世帯に限定した。居住者限定のため、外部の人が敷地内に立ち入ることもない。サービスは、管理組合から委託を受けた管理会社が行っている。管理会社は、住民生活の満足度が上がることで、マンションそのものの価値の向上にもつながるのではないかと考えている。
千葉市にあるマンションの機械式駐車場には、駐車に時間がかかるといった理由などで、5年ほど前から空いたままのスペースがあった。駐車場の空きは、居住者たちで作る管理組合の財源に影響する。組合は、契約者からの収入で駐車場の維持管理費を賄う。空きスペースが増えると収入が減り、場合によっては居住者が支払う管理費が増えるケースも考えられる。そこで都内のスタートアップ企業が空きスペースに導入したのが、トランクルーム。車1台分のスペースで、4つから6つの収納スペースを確保。レジャー用品やスーツケースなど、大きな荷物も棚を調節することで収納できるようにした。このマンションでは、収納スペースが足りないと廊下に物を置くケースもあり、防災などに不安の声が上がることもあった。トランクルームを導入してからは、廊下に荷物が置かれなくなり管理組合の収支改善にもつながった。専門家によると、新築マンションの戸数に対する駐車場の設置台数も減少傾向にあるという。
千葉市にあるマンションの機械式駐車場には、駐車に時間がかかるといった理由などで、5年ほど前から空いたままのスペースがあった。駐車場の空きは、居住者たちで作る管理組合の財源に影響する。組合は、契約者からの収入で駐車場の維持管理費を賄う。空きスペースが増えると収入が減り、場合によっては居住者が支払う管理費が増えるケースも考えられる。そこで都内のスタートアップ企業が空きスペースに導入したのが、トランクルーム。車1台分のスペースで、4つから6つの収納スペースを確保。レジャー用品やスーツケースなど、大きな荷物も棚を調節することで収納できるようにした。このマンションでは、収納スペースが足りないと廊下に物を置くケースもあり、防災などに不安の声が上がることもあった。トランクルームを導入してからは、廊下に荷物が置かれなくなり管理組合の収支改善にもつながった。専門家によると、新築マンションの戸数に対する駐車場の設置台数も減少傾向にあるという。