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「南シナ海」 のテレビ露出情報

ベトナム中南部のクイニョンに1件のレストランがある。店主のレ・ミン・トアさんは36年前、中国との武力衝突を体験した1人。1988年、スプラトリー諸島でベトナム軍と中国軍が衝突し、ベトナム側の64人が死亡した。海軍の兵士だったトアさんは、ジョンソン南礁で測量しようとしたところ、中国海軍の艦船が接近してきたという。ベトナム海軍の兵士らは岩礁に建てた旗を守ろうとしたところ、中国軍が一斉射撃してきたという。そして中国軍に拘束されたトアさん。解放されたのは3年後の1991年。両国の国交が正常化してからだった。トアさんは30年以上たった今も当時の惨状をたびたび思い出すという。仲間が命を落としたジョンソン南礁一帯はその後中国が支配。埋め立てを進め、軍事拠点化が懸念される。
こうした経験からベトナムは東南アジアの中でも反中感情が根深いとされる。それが表に出たのが10年前。中国に抗議するデモがベトナム各地で拡大した。中国が南シナ海の西沙諸島近くに海底油田の掘削装置を設置したことをきっかけに両国の船が衝突するなど対立が先鋭化。中国に対するデモの一部が暴徒化し、中国人5人が死亡する事態となった。ところが、その後表立った対立は起きていない。その要因の1つが中国との経済関係の強化。ハノイ近郊の町では近年中国企業の進出が相次いでいる。ベトナムの好調な経済成長を支える外国からの直接投資について、これまでは韓国や日本が中心だったが、去年中国からの直接投資額が前年の倍近くに急増。香港と合わせると国・地域別で1位となった。しかし、ベトナムは南シナ海の領有権の主張を諦めたわけではない。中国との経済関係の実利を得ながら領有の既成事実化も進めるベトナム。専門家はベトナムはジレンマを抱える中でも中国との安定した関係を維持していくだろうとみている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月6日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,NEWS
日本とフィリピンは5日、日本が防衛装備品などを無償で供与する枠組みOSAに署名した。OSAを通じたフィリピンへの供与は昨年度に続き2回目。海軍に沿岸監視用のレーダーシステムなど、空軍にレーダー関連機材が提供される。日本政府は、フィリピンが南シナ海の領有権を争う中国の脅威にさらされるなか、重要な海上交通路のセキュリティ強化は日本の安全保障にとっても意義があると[…続きを読む]

2024年12月3日放送 10:00 - 11:54 NHK総合
国会中継(代表質問)
自由民主党・松山政司氏の質問。衆院選では自民党は厳しい審判を受ける結果となったが、背景には政治資金を巡る問題で信頼を裏切ったことがあると言及し、政治改革が求められるとしている。岸田内閣では新しい資本主義を掲げて日本経済を守るとともにコストカット形経済からの脱却が見えてきたが、少子高齢化をめぐっては来年には団塊世代800万人全員が後期高齢者となり、2040年に[…続きを読む]

2024年11月21日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおび!JNN NEWS
ASEAN(東南アジア諸国連合)に日本や米国、中国などを加えた国防相会議がさきほどラオスで始まった。中国が威圧的な行動を強める南シナ海情勢などをめぐって議論が交わされるとみられる。ASEANの間では米国ファーストを掲げるトランプ次期大統領が地域への関与を弱めることで、中国の影響力が拡大するとの懸念が広がる一方、中国への強硬姿勢が加速し、地域情勢の不安定化が進[…続きを読む]

2024年11月21日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(ニュース)
ラオスの首都ヴィエンチャンではASEAN=東南アジア諸国連合の国防相が国防相会議のために集結。各国は南シナ海をめぐる海洋紛争を収めようとする一方、米国でトランプ政権が復活するのを前にアジア太平洋地域の今後について慎重な議論を交わしている。ラオスの国防大臣が協力と強調を呼びかけるなか、ヴィエンチャンで重要な安全保障会議が開幕した。米国・オースティン国防長官も出[…続きを読む]

2024年11月21日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道(ニュース)
ASEAN国防相会議における各国の関心事は、トランプ次期政権の元でアメリカによる地域への関与が維持されるかどうか。とりわけフィリピンは南シナ海の領有権問題を巡って中国と対立を深めてきただけに、アメリカの関与が今後弱まってしまわないかという懸念がある。米・オースティン国防長官は会議の開幕に先立ってフィリピンを訪問。訪問中に両国は機密性の高い軍事情報を即時共有で[…続きを読む]

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