南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意について。南海トラフ地震臨時情報は2019年から運用が始まったが、今回初めて調査中、そして巨大地震注意という情報が発表された。この臨時情報は、南海トラフ地震の想定震源域で大規模な地震が発生する可能性が高まっている、地震に備えてほしいという場合に発表されるという。きょう午後4時43分ごろにマグニチュード7.1の地震が起きたが、この地震によって想定震源域は九州だけではなく東海から近畿、四国などを含む広い範囲で巨大地震の可能性が高まっているかどうか、6人の専門家による臨時の評価検討会が開かれた。その結果、巨大地震注意という結論が初めて出されたとのこと。これは巨大地震警戒と調査終了との間に当たる注意の情報。世界の事例では、マグニチュード7クラスの地震が発生したあとに同じ領域で1週間以内にマグニチュード8クラスの巨大地震が起きる頻度は、数百回に1回程度だという。これは平常時に比べると数倍高いという。政府はこの情報で事前の避難は求めないが、日頃からの地震の備えの再確認や地震が発生したらすぐに避難できる準備を今後1週間程度は続けてほしいとしている。大地震や大津波が起きることを想定して、避難場所の確認や家具などの固定をする他、夏休み・お盆休みで出かける人も多いと思うが政府や自治体の情報に注意をしてほしいと伝えられた。