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「南足柄市郷土資料館」 のテレビ露出情報

箱根ジオパークでは子どもたちに絵本を通して魅力を伝える取り組みが始まった。箱根火山を中心とした箱根や小田原など2市3町で構成される「箱根ジオパーク」。自然や歴史・文化など多くの見どころがある。この箱根ジオパークについて地域の子供達にも知ってもらいたいと、絵本が完成した。タイトルは「はこねじじおぱーくのおはなし」である。海底で火山が噴火して、現在の箱根になるまでの成り立ちを柔らかいイラストと一緒に楽しく学べる1冊となっている。制作したのは箱根ジオパーク推進協議会の子育て世代を中心としたメンバーである。そのメンバーの1人で絵本のイラストを担当した倉科萌さんは学生時代から地学を学び、多くの人に魅力を知ってもらおうと南足柄市でガイドをしてきた。現在では市役所でも箱根ジオパークについての普及活動を行っている。倉科さんは「社会を担っていく子どもたちに、小さい頃から普段見ている景色に愛着を持ってもらおうと絵本を作った」と話した。メンバーで構成をねったり、専門家監修も得たりしながら1年かけて制作した。実際に絵本に登場した矢倉岳を案内してもらうとあるものが採れるという。それはハマグリの化石である。元々火山でできた島がプレートに乗って陸に近づき、陸と島の間にできた海は次第に狭くなり最終的には無くなったという。その当時海の中にいた貝たちが火山の島に押されて山まで押し上げられてしまったという。絵本では子どもたちにも分かりやすい表現方法を心がけたという。倉科さんは「化石は子どもたちが一番食いつくコンテンツで、細かいことは難しいと思い、漫画っぽくした」と話した。
完成した絵本を多くの子供達に読んでもらいたいと南足柄市内にある小学校で読み聞かせが行われた。絵本を見た小学生たちは「火山で南足柄市が作られてすごいと思った」や「お父さんやお母さんに言ってあげたい」などの声があった。倉科さんは今後も色んな幼稚園や小学校に声をかけ、読み聞かせなどを積極的に行っていきたいという。倉科さんは「見慣れた景色にも素晴らしい秘密が隠されていることを皆に知ってもらいたい」などと話した。今回紹介した南足柄市を始め、箱根ジオパークのガイドツアーを希望する方は箱根ジオパークのホームページで詳細を知ることが出来るという。
住所: 神奈川県南足柄市広町1544

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