厚生労働省は飲酒に関するガイドラインを公表。ガイドラインによると、年齢・性別・体質による違いや飲酒による疾病・行動に関するリスクを示している。酒量より純アルコール量の摂取量に着目することが重要と説明している。純アルコール量は酒の総量にアルコール濃度などを掛け合わせたもので、一日あたり男性40g以上、女性20g以上は生活習慣病のリスクを高めるとされている。高齢の場合は飲酒量が一定量を超えると認知症発症の可能性が高くなる。若年者の場合は健康問題のリスクが高まる可能性があるという。避けるべき飲酒等については、一時多量飲酒、不安や不眠を解決するための飲酒、病気等療養中の飲酒や服薬後の飲酒としている。健康に配慮した飲酒の仕方については、自らの飲酒状況を把握する、あらかじめ量を決めて飲酒する、飲酒前または飲酒中に食事をとる、一週間のうち飲酒をしない日を設けるなどとしている。