厚生労働省が去年7月に行った生活に関する調査によると、生活が「大変苦しい」と答えた世帯が26.5%、「やや苦しい」が33.1%と計59.6%に上った。特に高齢者世帯と子供がいる世帯では前年から10ポイント以上増えている。一方、少子化の影響で子どものいる世帯は全世帯の18.1%と、1986年の調査開始以来最も低い割合になった。65歳以上の高齢者がいる世帯は全世帯の49.5%、1人暮らし世帯は全世帯の34%で過去最多となった。厚労省は未婚率上昇や高齢夫婦で1人が亡くなる例も増加していると説明している。