厚生労働省によると国民医療費の概算は2023年度47.3兆円で前年度から約1.3兆円増加し3年連続で過去最高となった。国民1人あたりの医療費は38万円で前年度より1万2000円増加している。新型コロナでの病院受診などの医療費は前年度から約4000億円ほど減少しほぼ半減している。一方で高齢化と医療の高度化、インフルエンザなどの感染症が流行したことから特に小児の医療費が大きく増加し、医療費全体としてはプラスになった。厚労省は「新型コロナの影響が完全になくなったわけではない。引き続き動向を見ていく必要がある」としている。