政府が高額医療費の負担引き上げを見送った話題についてのトーク。今年の秋までに方針を検討し、決定するとしている。医療ジャーナリスト・森まどかによる解説。森まどかは「今回、患者団体は努力した。秋までという期間を決めたが、秋という根拠が示されていない。同じ事の繰り返しになるのではという懸念がある。」等と解説した。財務省によると、国民医療費は20年間で約17兆円増加しているという。そんな中、自民・公明・維新はOTC類似薬の保険給付のあり方の見直し等を行っている。OTC類似薬とは市販薬と成分・効果がほぼ同じだが、処方箋が必要な医療用医薬品の事で保険適用となっている。森まどかは「ダブルスタンダードのような状況が起きているのがこの問題だ。」等と解説する。OTC類似薬の保険適用除外で約3200億円の医療費を削減出来るのではというデータが出されている。日本医師会は「OTC類似薬の保険適用除外はセーフティネットの毀損にしかならない。」と指摘しており、医療機関の受診控えによる健康被害等を懸念している。森まどかは「少子高齢化になり医療費が高額になってきた。自分で判断して市販薬を飲み続けていたが病気を見落としていたという事もある。日本の健康リテラシーは低いと言われている。」等と解説した。
リフィール処方箋とは一枚の処方箋で最大3回まで使える制度の事だ。診察料や待ち時間の負担なしに薬を受け取れる等のメリットがある。森まどかは「日本の受診回数は世界的に多い。医療の質と量についての議論をする事が大切だと思う。」等と解説した。
リフィール処方箋とは一枚の処方箋で最大3回まで使える制度の事だ。診察料や待ち時間の負担なしに薬を受け取れる等のメリットがある。森まどかは「日本の受診回数は世界的に多い。医療の質と量についての議論をする事が大切だと思う。」等と解説した。