飛沫や接触のほか、空気感染でも広がる麻疹。合併症として肺炎・脳炎を引き起こし重症化したり死亡したりするケースもある。今年から今月13日までに累計78人が感染。半数の39人は海外で感染したと推定されている。大型連休で海外に行く人が増えることから厚労省は感染に注意するよう呼びかけている。麻疹には特効薬がなくワクチンが有効な対策と言われている。ワクチンは一部のメーカーの製造不調で供給不足となり、接種できないケースが相次いでいる。厚労省は接種できなかった子どもを対象に定期接種期間を今月から2年間延長する。