先週発生した台風10号。日本の南の海上をゆっくりと進み、今週、列島を縦断する見込み。気象庁は接近前の今から大雨への警戒を呼びかけているが、さらにこのゆっくりとしたスピードにより影響が長期化するおそれが出てきている。日本航空はあす鹿児島空港などを発着する39便の欠航を決めている。九州では暴風や記録的な大雨が予想されているが関東など離れた場所にも大雨をもたらす可能性が出てきた。海水温が高いため発達を続ける台風10号。自転車並みの、のろのろスピードで北上するため影響が長期化。当初の予想より西寄りに進み、あさってには非常に強い勢力で九州に接近し最大瞬間風速60メートルとトラックが横転するほどの猛烈な風が予想されている。その後、進路を東寄りに変え、暴風域を伴いながら日本列島を縦断するおそれがある。このタイミングで秋雨前線も南下。台風が前線を刺激する危険な組み合わせで関東でも週の後半に再び警報級の大雨となるおそれがある。台風の進路予測が変わったため東海道新幹線はあすとあさってはおおむね平常どおりの運行予定に変更。木曜日から土曜日にかけての一定期間、計画運休などを行う可能性があるとしている。