国会でのスマートフォン使用に賛否があるという。参議院では2022年4月からタブレット・パソコンの使用が許可され、議事に関する内容に限ったネット検索と質疑・応答で使用することができる。衆議院では、2020年11月から質疑や答弁の際に通信機能を使用しないことを条件としてタブレットの使用が許可されている。衆参両院の議員規則では「参考のためにするものを除いては、新聞紙及び書籍等を閲覧してはならない」として携帯電話・PC・タブレットの使用を禁止されていた。しかしデジタル化・ペーパーレス化推進の機運が高まりタブレットの持ち込みは解禁された。スマートフォンについては、着信音を理由に携帯電話・ポケベルが使用禁止されているため、スマートフォンは携帯電話だとして解禁されなかった。世耕弘成参院幹事長は「各党各会派で合意形成し問題なければ解禁すればよいと思う」としている。立憲民主党・岡田克也幹事長は「簡単に認められる話ではない」としている。柳澤秀夫は「衆議院と参議院がバラバラというのがまず気になりますよね。国会審議の中でスマホで調べられてしまうようなことを質問するなといいたくなる。大臣が答弁中にスマホをいじって答えるというのも不愉快」などとコメントした。能條桃子は「正直どっちでもいいと思う。DXは手段であり目的ではない。議員のお金をクレジット化して流れを見える化する、国会の議論を見える化するなど、国会を外に開くためのDX化を進めて欲しい」とコメントした。