今月22日に投開票となる東京都議会議員選挙と夏の参議院選挙。選挙をめぐる様々な情報とどう向き合っていくべきかシリーズで伝える。きょうのテーマは、SNS。武蔵野美術大学の志田教授は、SNSで、個人が自由に発言しやすくなっていること自体はいいこと、表現の自由とは、道路のようのなもの、道路は車の色や積んでいる荷物を問わずに自由に往来ができる、道路の安全を確保するのが表現の自由の法的な意味での仕事だなどと話した。偽情報や誤情報を発信することについて、志田教授は、フェイク情報で判断が歪められたり、一方方向に誘導されてしまったりするのは、本来の民主主義のための表現の自由とは違う方向になってしまう、民主主義のための情報共有は何のためにあるのかを自覚することが重要だなどとした。投票前のSNSやメディアの情報との向き合い方について、志田教授は、「それって本当?」と自分の頭で考える「批判精神」を持ちつつ情報を受け止める、オールドメディアには、あふれる情報を整理して紐解いていく能力を磨いておいてもらいたい、オールドメディアが、取材の結果、これが真実であるとは確かめられなかったと言うだけでも大きい、情報をバランスよく摂取することが重要、SNSにおける情報は玉石混交であることも、参加者1人1人が分かっておく必要があるなどと話した。東京都議選はあす告示される。