来月の参議院選挙の前哨戦とされる東京都議会議員選挙は22日、投開票日を迎える。今回の都議選は、参院選と同じ年に行われる12年に一度の年で、この都議選の結果が参院選を占うとされる。各党は13日の告示日から代表らが応援に入るなど国政さながらに選挙戦を展開。選挙戦では、都議会自民党の「政治とカネ」の問題で、都連幹部が謝罪に追われる一方、ライバル候補が批判を強める場面も見られた。一方で、今回はほとんどの候補が自己アピールの手段としてSNSを利用している。なかには広く拡散されている候補もいるが、閲覧数が伸び悩む候補もいる。今回の選挙は現在、議席を持っていない国政政党などが議席を獲得するのかどうかも焦点だ。都議会では、水道料金の基本料無償化などが議員側の要望で実現していて、都民の生活にも直結する。国家予算並みと言われている東京都の莫大な予算案の成立に関わる127人を決めるのは都民それぞれの一票だ。