参議院選挙まであと2日。政府は相次いで「SNS上での外国勢力による政治介入」を言及している。自民党の河野議員は具体的な国名を出してXに投稿している。外国勢力からの選挙介入は海外では以前から問題になっている。2016年のアメリカ大統領選ではロシアがSNSを使って介入を行っていたなどの疑惑が浮上している。Japan Nexus Intelligenceの高森雅和代表は、モルドバ、ルーマニアでは選挙に海外勢力が介入した事が明らかになっている事例がすでにあると話す。狙いについては、対象国の国民の分断を図ること、そういった社会には次の偽情報が入りやすくなるのでループしていきながら社会が不安定化することを狙っていると話した。またXアカウントのインタラクションを分析するツールではボットと判定されたアカウントが35%あった。NATO戦略的通信情報センターによると、ロシアはボットを使い2016年アメリカ大統領選やイギリスのEU離脱に関する国民投票などに介入したという。ニュースの切り抜きを行っているまとめサイトでは数日前にXアカウントが凍結、関連した複数のアカウントも凍結されたことから今回の政府の発表と関連しているのではとしている。まとめニュースサイト運営者は、ボットの数は0.3%にとどまる、ロシアとの関係はないと回答している。