石破首相はきょう午前、自民党役員会で、きょうの両院議員総会は虚心坦懐に受け止めていきたいと述べた。まもなく、両院議員総会が始まるものとみられる。総会では、参院選の総括の内容が報告され、意見が交わされる見通し。有村両院議員総会長が総会の開会を宣言。冒頭、石破首相は、報告書は事前に目を通し、反省やお詫びを痛感している、議席を得ることができず、多くの同志を失ったことをお詫びする、選挙は最終的に総裁たる自身の責任、また、国民の期待に応えることができなかったことをお詫びする、石破らしさを失ってしまった、何をやりたいのかわからないと厳しい批判を受けた、自民党が国民のためにやらなければいけないことのひとつは、物価高、物価上昇を上回る賃金上昇をどう実現していくか示していかなければならない、関税交渉を含めた経済のあり方やコメ問題などにも道筋をつけていかなければならない、日本の諸課題を早急に解決することが自民党の使命だ、自民党が私利私欲なく国民のことを考える政党であることを示していきたい、地位にしがみつくつもりはないなどと話した。続いて、森山幹事長は、総括委員会は、参院選で、自民党が国民から厳しい審判を受け、過半数を割り込むという深刻な結果を踏まえて設置したもの、党運営を見直す契機として、抜本的な取り組みを進めるべく議論を進めてもらった、今回の選挙結果は、党として国民に寄り添い、暮らしの安心を確実に届けることができなかったことに尽きる、執行部としてその責任を痛感している、挙党態勢を確立し、国家運営の全体像や将来像を国民に力強く示すことが重要、今必要なのは、党の一致結束だなどと話した。