第27回参議院選挙はきょう投票日を迎え、全国約4万4,700か所の投票所で午前7時から投票が始まった。今回の選挙は125議席をめぐり選挙区と比例代表の計522人が立候補した。おとといまでに期日前投票を行った人は有権者全体の20%余にあたる約2,145万人で前回同時点比532万人余増えている。選挙戦では物価高対策が主要な争点の1つとなっている。各党とも給付の実施、消費税率の引き下げや廃止、コメの価格高騰対策などを訴えた。また、社会保障や少子化対策、アメリカ関税措置への対応含む外交・安全保障政策、外国人に関する政策などについても激しい論戦が交わされた。衆議院で少数与党の状況の中、与野党どちらが全体の過半数を制するかが最大の焦点で、与党が過半数維持には50議席の確保が必要。投票は一部投票所を除き午後8時で締め切られ即日開票される。村上総務大臣は「積極的に投票に参加し、貴重な1票を大切に行使されますよう切望します」などと談話を発表した。
