高額療養費制度を巡り参議院で再修正された2025年度予算がきのう成立した。一般会計総額は115兆円を超え過去最大に、参議院での再修正を経ての成立は今の憲法下では初めてと少数与党政権ならではの異例の国会となった。野党ながら衆・参両院で賛成に回ったのは日本維新の会。予算成立を受け石破総理大臣は「ある意味熟議の国会らしい、あるいは政府と国会の役割というものが遺憾なく発揮されたという言い方もできると思っている」などと述べた。予算に賛成した維新は今度の協力については「政策実現のために予算賛成をしたがこれからは厳しく政治とカネの問題 企業・団体献金の問題では対峙してまいりたい」などとし、またほか野党も同様だった。最大の難関だった年度内の予算成立にこぎつけた石破総理だが後半国会に向け課題は山積している。