昭和54年1月20日、奈良市で古事記をまとめたとされる太安萬侶の墓が発見された。農家の人たちが茶畑を掘り起こしていたところ、地面に開いた穴から木の棺が見つかり、中から人骨と墓誌が見つかったという。墓誌には『太朝臣安萬梠』とはっきりと彫られており、さらに西暦でいうと723年7月に亡くなり12月に埋葬されたと記されている。これほどはっきりと分かる墓誌の出土は珍しく、古代史に新たな光を投げかけた貴重な発見だった。
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