米中外相会談が開かれ、米国側が台湾海峡を巡る問題などで懸念を表明したのに対し、中国側は米国の圧力をかける姿勢を改めるよう主張した。米国国務省によると、米中外相会談でブリンケン国務長官は同盟国の利益を守る為に必要な行動を取り続けると述べ、台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調した。フィリピンが実効支配する南シナ海のセカンドトーマス礁の周辺で、中国が補給の妨害など衝突を繰り返していることについても、地域の安定を損ねる行動だと懸念を表明した。一方、中国外務省によると、王毅外相は「中国は米国に取って代わるつもりはない」と述べ、貿易問題などで中国に圧力をかける姿勢を改めるよう強調している。