- 出演者
- 小木逸平 内田篤人 大越健介 ヒロド歩美 安藤萌々 松坂大輔 所村武蔵 細川栞
オープニング映像。 .
トランプ大統領は4月2日をアメリカ解放の日として日本時間の明日朝にも新たな大規模関税の詳細を発表する予定。自動車や部品にかかる25%の追加関税は明日発動。詳細は明日ホワイトハウスのローズガーデンで発表される。日本も避けられそうにはなく、特に自動車への追加関税の影響は大きそう。2024年、日本からアメリカへ輸出された乗用車は133万台余り。日本の自動車輸出の3分の1を占めている。
輸出する日本車メーカー以外に影響を受けるのは部品などを生産する中小企業。創業40年のウレタンメーカーでは年間の売り上げの半分が自動車に関わる事業。今回の追加関税によって日本車メーカーの輸出が減れば1億円程度、売り上げが減少すると見込んでいる。そこで、力を入れ始めたのがウレタンを使ったゴムボートの製造。国内の官公庁が主な取引先。そもそも関税は輸入品に税金を課して割高にすることで自国の産業を保護することが大きな目的の1つ。自動車の場合、輸入する側が国に支払う。関税が上がれば、輸入業者はその分販売価格に転嫁せざるを得ない。相対的にアメリカ産の自動車が割安になるとトランプ政権は踏んでいるが、現状いくつもの部品を海外から輸入して組み立てているためアメリカのメーカーも多額の関税を支払うことになり、それが価格に転嫁されるという構造は同じ。新車で、平均5300ドル価格が上昇するとも見込まれている。
千歳市にある会社、FJコンポジット社で作られているのは半導体の放熱材。アメリカの自動車大手ゼネラルモーターズ向けに年間で1600万個を納品。ただ、アメリカでの消費の落ち込みを見越して他国への販路開拓を進めている。インフレ真っただ中のアメリカでは消費意欲は落ち込むばかり。トランプ関税によって世界のGDPが2027年時点で110兆円マイナスになるという試算も出ていて、今のところ関税が長期的に見てプラスになるという見解は見当たらない。
親松聖氏の解説。アメリカ国民は関税によるインフレをみんな懸念しているというような状況。アメリカは物価が高止まりしておりましてスーパーが卵1個150円くらいで売られているような状況。先日、卵の無料配布イベントを取材したが早朝から大行列で100人分の配布に数百人が殺到するような事態になっていた。今回、消費が減退していくと経済の縮小、そして節約志向の高まりということでこうした店舗の閉鎖なども懸念されている。反トランプ派からはトランプ支持者はインフレで自分のお金が少なくなっていることを実感すれば考え直すだろうという意見も数多く聞かれている。
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- ニューヨーク(アメリカ)関税
関税についてはトランプ大統領は先月からさまざまな形でやっている。1つがアメリカに赤字をもたらす国への関税強化。アメリカの貿易赤字額が大きい相手国。中国、EU、メキシコ、カナダ、日本。大きいところでいうとやっぱり中国で2954億ドル。アメリカにはこれだけの赤字が生じている。先月からカナダ、メキシコに対して一部を除く輸入品に25%の追加関税を発動。中国には全ての輸入品に20%の追加関税を発動している。また、これとは別に基幹産業を守るための関税強化もある。鉄鋼、アルミニウムには25%の追加関税を発動し、3日からになるが、自動車とエンジントランスミッションなどの主要部品に25%の追加関税を発動する。対象が全ての国になるので日本からアメリカの輸出の3割以上を自動車や部品が占めるが、その日本の輸出にも課されるというもの。トランプ氏の狙いは輸入を抑えて国内の製造業を強化する、そして、雇用を増やすだが、そのとおりにいくかどうかは不透明。これに加えトランプ大統領が重要視しているのはいわゆる相互関税。野村総合研究所の木内登英さんは「当初意図していたと思われるのは相手国と同等の関税率。というものとはもう趣旨が変わって今回の相互関税というのはアメリカにとにかく高い関税をかける国に対しては報復するして関税率を引き上げるもの」だと解説。アメリカの有力紙ワシントンポストはどのくらいの率になるのか輸入品の大部分に20%の追加関税を課す案が浮上しているとに報じているが詳細は不明で、まだ発表もされていない。木内さんによるとアメリカとの貿易額が非常に大きいEUの内部では関税率が追加20%という見方がある。そのEUよりは貿易額の小さい日本の追加関税率は10%程度になるのではないかという可能性がある。日本の対米輸出額は1兆4900億円ほど減少する。その相互関税の詳細をトランプ大統領が発表するのは約6時間後ということになる。
電気自動車のテスラや宇宙企業スペースXでCEOを務めるマスク氏の推定保有資産は3420億ドル日本円でおよそ51兆円で去年から、およそ22兆円増えた。ただトランプ政権で政府効率化省を率いるマスク氏には批判が高まっていて、世界各地でテスラ車の不買運動や抗議活動が起きている。「フォーブス」はそれでもテスラの株価は1年前よりも上昇しているとしている。日本人のトップはユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正氏と、その親族が30位でおよそ6兆7000億円だった。
3者連続初球ホームランという衝撃の幕開け。この試合、ヤンキースは9本のホームランを放ち大勝した。その原動力となったのか、アメリカで大きな話題となっているのは新型バット・トルピード=“魚雷”バット。ヤンキースの複数の選手が使用し、開幕4戦でホームラン18本とメジャーリーグ新記録を達成。ドジャース大谷のバットと比較すると、通常は、ボールを捉えるエリアの太さは均等だが、新型バットは途中が膨らんでいるのが分かる。他球団の選手の間でも超話題の新型バット。コンピューター制御により全自動マシンで削る。
アメリカ、メジャーリーグで今、大注目の新型バット。開発したのは、去年までヤンキースのアナリストだったマサチューセッツ工科大学出身の物理学者。製品化の裏には綿密なデータ収集があった。アメリカで取材中の松坂大輔さんもいち早く注目している。一部には違反だという意見もあるが、メジャーの公式規則にあるバットの規定に沿っている。新型バットでホームラン3本を打ったチザム選手はSNSで反論。ヤンキースファンも反論している。バットのメーカーによると、日本からも問い合わせが増えていて取材をしている最中にもプロ野球関係者から注文の連絡が入ったということで、日本で話題になる日が来るかもしれない。
中国人民解放軍は「海峡の雷鳴−2025A」と名づけられた軍事演習を昨日、今日と実施していたが先ほど任務を完了したと発表した。台湾当局によると、中国軍は台湾の四方を取り囲むように艦艇を展開。今日は艦艇など31隻が確認された。台湾当局は「台湾海峡両岸の人民の生命と財産の安全を完全に無視している」と批判するコメントを発表した。
スペイン国王杯準決勝第2戦。ソシエダの久保建英は、優勝20回のレアル・マドリードに挑んだ。2戦合計1-1でむかえた前半30分、ブラジル代表・ビニシウスからエンドリッキがゴール。2戦合計で、ホームのレアル・マドリードが勝ち越し。ソシエダは後半27分、久保建英がドリブルで切り込み、こぼれ球を味方が拾って、シュート。ソシエダは同点に追いついた。後半35分、久保建英が再びドリブル。ゴールをアシストし、ソシエダは、2戦合計で初めて勝ち越した。久保建英は4人のディフェンダーを引き付け、シュートを打てる選手をフリーにした。その後、同点となり延長戦へ。最後は、レアル・マドリードが勝ち越して、決勝進出。久保建英は、地元紙で両チームトップの評価を受けた。
今月17日に開幕する世界フィギュアスケート国別対抗戦。坂本花織をキャプテンに、4大会ぶりの世界一を目指す。オリンピック前、最後の団体戦に挑む。坂本花織は、来年のオリンピック団体では、北京より良い色のメダルを取りたいと話していた、国別対抗戦がいい経験になったという試合にしたいなどと話した。
ドジャースはブレーブスと対戦。ブレーブスは、昨シーズンサイ・ヤング賞など投手タイトルを総なめにしたセールが登板。1回、大谷翔平は第1打席、セカンドゴロに打ち取られ、打線はセールのスライダーに苦しみ、5回まで内野安打1本に抑え込まれる。1点を追う6回、大谷翔平はチームで初めてセールのスライダーをヒットにした。続くベッツは、スライダーを捉えホームラン。ドジャースが勝利し、球団新記録となる開幕7連勝。
アスレチックスとカブスの試合。2試合連続マルチヒットのカブス・鈴木誠也は第1打席、推定飛距離136メートルの第2号となる特大3ランホームランを放った。
松坂大輔は、今季初登板のメッツ・千賀滉大を取材。けがで出遅れた昨シーズンは、7月の初登板で、左ふくらはぎを痛め、そのままレギュラーシーズンを終えた。対するは、マーリンズ。1回からピンチを迎えると、2ランホームランを許した。苦しい立ち上がりのなか、ベースカバーに向かってアウトにするも、去年のけがを思い出し、精神的にはびびっていたという千賀滉大。2回には、お化けフォークで三振を奪うと、この回を無失点で抑えた。1点を追うメッツは3回、リンドアがタイムリーを放ち、同点に追いつく。その裏、千賀滉大はお化けフォークで再び三振を奪い、三者連続三振とした。4回、千賀滉大は2点タイムリーを許した。5回で8つの三振を奪うも、勝利とはならなかった。千賀滉大は、初登板を振り返り、不安も大きかったが、試合勘が戻ってきた大きな1試合だったとし、負けたが、きょうの経験があったからと言えるような良い1年にしたいと思ったなどと話した。
プロ野球はきょう、雨で1試合が中止となった。中日と巨人の試合。巨人は1回、チャンスで4番の岡本和真が2試合連続打点となるタイムリーヒットで先制。1点リードの4回、得点圏にランナーを背負った先発の山崎伊織は改良を重ねてきたフォークで切り抜けた。8回のピンチも再びフォークで三振を奪った。2点リードの9回、中日から移籍した抑えのマルティネスが登板。2つの三振を奪うなど古巣から初セーブ。8回無失点の山崎伊織は今季初勝利をあげた。
ヤクルトと広島の試合。ヤクルトは3点を追う8回、満塁のチャンスで古賀優大が走者一掃の同点タイムリー。延長10回、チャンスで途中出場の丸山和郁がサヨナラタイムリー。ヤクルトは待望の今季初勝利をあげた。
阪神とDeNAの試合。阪神は8回、2点差に迫られ、4番手・ゲラが満塁のピンチを背負い、対するは代打・京田陽太。ここで同点に追いつかれ、試合は延長戦に。同点のまま11回、ランナー1塁で、4番・森下翔太。1塁の中野がホームを狙うも、タッチアウト。阪神は痛い引き分け。
日本ハム × ソフトバンクで5回満塁のチャンス清宮幸太郎が内野ゴロで3塁ランナーがホームイン、先制する。7回にはソフトバンクから加入した吉田賢吾がプロ初ホームランを放ち3-1で日本ハムが勝利した。