日経平均株価は週をまたいでも2営業日連続で史上最高値を更新した。背景には世界的な半導体ブームがあるとみられている。人口約4万人の熊本県菊陽町は、世界的半導体メーカー「TSMC」の進出で景色が変わった。TSMCは他社に先駆けて「3ナノ」の半導体の量産に成功するなど、世界トップレベルの技術力を誇っている。菊陽町の新工場では、スマホカメラのイメージセンサーや自動車向け半導体を生産する予定とのこと。日本で採用された人を中心に、新たに1700人の雇用が生まれるという。熊本県ではラーメン店や土産物店などで売り上げが増えるなど、各所で景気の良い話が聞こえてくるようになった。こうした中、昨日岸田総理と会談したTSMCの劉徳音会長は、「半導体にイノベーションを起こすと総理に約束した」などと話した。