昨日台湾総統府前で民進党の頼清徳候補の大規模集会が行われ、支持者20万人が集まった。頼清徳候補は今の蔡英文政権の路線を継承し中国と距離を置く方針で、主要な世論調査でリードが伝えられている。国民党の候友宣候補は民進党により中国との戦争が近づいていると批判しており、中国と経済面で交流を深める方針である。若年層の支持は民衆党の柯文哲候補に集中している。台湾は在外投票や期日前投票の制度がないため、投票を明日に控え空港には海外から戻ってきた人らの姿がみられた。台湾総統選挙では、投票日前日に総統府前で集会を行った候補は、2008年以降4回連続で当選しているというジンクスがあり、今日の総統府前を押さえたのは民衆党であった。投票は日本時間明日午前9時から午後5時である。