第一生命経済研究所の藤代氏に話を聞く。日経平均の予想レンジは32700円~33000円。藤代氏の注目ポイントは「台湾から始まる景気回復。日本も。」とのこと。藤代氏は「台湾の半導体関連の輸出は上向きかけている。10月輸出受注は前年比マイナス4.6%と依然マイナス圏ながらも上向き基調にある」と話した。これは日本の半導体関連にも恩恵が及びそうなのか?藤代氏は「日本の生産統計にも明るい兆しが出てきている。製造業全体として生産活動が活発化してく公算が大きいと考えている。」などと話した。その上で藤代氏は「注目したいのは日経平均と連動性を有するアニマルスピリッツ指標。この指標は経産省が調査している生産計画。企業の生産計画が上向いていることを考えると実態経済の回復にある程度裏付けられている評価できる」などとした。