「あなたの今年の漢字は?」中国・北京で聞く。「福」結婚したこと。「福」自由に旅行できるようになったとの意見。ゼロコロナ政策で厳しい隔離措置が続いた。自由に旅行は出来るようになったものの経済回復には至っていない。雇用環境も大きく悪化。都市部の若者の失業率は17%を超えている。「迫」と書いた人は、生活環境を急いで改善しなければならないと話した。「喜」と書いた人は無職の状態で思い切って北京に来て仕事を見つけることができた。それが嬉しかったと話した。今年、台湾では頼清徳政権が誕生。台湾周辺では軍事演習を実施するなど圧力を強めている。中国と台湾の関係を表す今年の漢字として投票で選ばれたのは「争」。中国と台湾のメディアで構成される主催者は「現状に対する双方の人々の最も直感的な感情を凝縮したものだ」と説明している。ウクライナ侵攻、中東情勢など世界で続く戦争を憂う声もあった。「和」と書いた人は平和や寛容、開放的であることが世界の永遠のテーマ、すべてにおいて最も重要と話した。「国」と書いた人は国が強くなることが一番大事。平和が一番大切だと話した。「熟」と書いた人は平凡な日々をより良く生きることの重要性をかみしめていた。