先月末、台風10号が全国各地を襲い、暴風大雨による大きな被害を引き起こした。台風の発生数は8月、9月も非常に多く、まだまだ台風シーズンは続く見込み。大雨の被害といえば川の氾濫を思い浮かべがちだが、近年は都市部でも災害のリスクが高まっているという。防災システム研究所所長・山村武彦さんに話を聞く。最近増えているのは内水氾濫。都市の排水機能システムは時間雨量50ミリを基準にして作られている。マンホールのフタが吹き飛ぶことも起こり得る。温暖化による集中豪雨の増加に加え、コンクリートやアスファルトに覆われ排水機能が低下。都市型水害の危険性が高まっている。きょうの特集は「オシエテ!台風、大雨、風水害対策」。