本所防災館を訪れた。本所都民防災教育センターセンター長・小島陽介さんが案内してくれる。暴風雨体験コーナーの紹介。台風や局地的大雨を想定した暴風雨を模擬体験できる。水圧ドア体験では水位10cm、20cm、30cmそれぞれのドアにかかる水圧を体験することができる。冠水した道路に車が進入した場合、水圧で開けにくくなったドアの重さを体験。緊急脱出用のハンマーで窓を割り窓から逃げることになる。お家でできる風水害対策を防災システム研究所所長・山村武彦さんに教えてもらう。「災害対策ができていない」と認識している人は6割以上。正常性バイアスとは新しい出来事や緊急事態に対して「これは正常の範囲内だ」と思い込んで平静を保つこと。災害が起きてから対策できることは2割、事前対策が8割。そのためにはリスクを確認して、リスクに備えることが大事だという。避難する場合、ハザードマップを見ただけでは不十分。雨の日に散歩をして自宅周辺の雨の流れ、避難経路、側溝などの位置を確認しておくのが大事だという。家の敷地内でできることは、飛ばされそうなもの(物干し竿や洗濯バサミ)を固定するなど防災大掃除をやっておくことが大事。窓は養生テープで十文字と縦横斜めに貼ることで割れにくくなる。2人で貼るのがコツだという。その上に段ボールを貼って補強。その時もテープを縦横斜めに貼る。もしもの時に備えて、寝る場合も窓から離れて寝るように。水害が発生した場合の対策は「水のう」が良いという。マンションでも地下の施設に浸水するとエレベーターや電気も止まる場合もあるので、1回は練習しておくと良いという。「水のう」の作り方を紹介。ビニール袋を二重にして、水を半分ほど入れたら、水がもれないようにしばる。水が侵入しやすい場所にブルーシートを敷いて段ボールを並べる。水のうを入れ、ブルーシートを巻くことで「防水堤」が完成する。