腕時計にもトランプ関税の影響が及んでいる。スイスは時計の輸出大国で、最大の輸出先はアメリカだ。トランプ政権はスイスに39%の関税を発動。アメリカへの輸出額は50%前後の大幅な減少。両国政府間で関税引き下げが合意されたが、業界団体トップはトランプ関税は不当だと憤る。老舗の時計メーカーでは新たな販売先を広げる重要性が高まっている。日本の時計メーカーもトランプ関税への対応に追われている。職人の技術を維持しつつ、新たな発想で付加価値の高い製品を生み出す戦略だが、アメリカでの販売価格を平均5%引き上げざるを得なかった。セイコーグループCEOは、いざという時の備えと品質の高いものづくりの力が鍵を握ると話した。海外に進出している日本の製造業の半数以上がトランプ関税でマイナスの影響を受けている。トランプ関税が違法かどうか、米最高裁での審理は年内にも判決が出る。
