先月中旬から大阪湾に迷い込んでいたマッコウクジラとみられるクジラが死んだことがきのう確認された。死因は餓死だとみられている。マッコウクジラはエサのイカを求めて水深1000m以上潜るが、大阪湾の平均水深は約30mでエサをとることができなかったとみられる。大阪府は死骸を堺市内の府所有の土地に埋めて処理する。国内でクジラの漂着は相次いでいて、7日に沖縄県でザトウクジラが1頭、18日には北海道でミンククジラが1頭が漂着している。これらの処理はすべて比較的費用が安い地中埋設で処理された。去年1月に大阪湾・淀川河口に迷い込んだ「淀ちゃん」は海底に沈められたが、その費用は8019万円だった。