富士山の山梨県側の登山口があるスバルラインの5合目には大勢の登山者が詰めかけていた。タンクトップ姿で訪れていたのは登山経験がない台湾出身の3人組。コンビニで買ってきたおにぎりを手提げ袋に入れ、着替えはあるものの雨具は簡易なものしか持っていない。標高2500mを超える7合目では酸素濃度が平地の4分の3ほどしかなく、速いペースで一気に登ったことで低い気圧や低酸素の状態に体が順応できず、頭痛や息苦しさといった高山病の症状が出た。3人は出発から2時間半後に8合目に到着。3人は予約していた8合目の山小屋に宿泊して体を休めてから山頂へ向かうとのこと。