東京・吉祥寺にあるたまごかけご飯専門店ではきょう、20県・20の養鶏場から取り寄せた卵9種類から選んでたまごかけご飯にできる。週末には1日約200個の卵を使用する。その仕入れ値は、去年の春で10kg4000円いかないくらいだったが、値上がりが続いていて、現在は5500円くらいになっているという。価格高騰の背景には、鳥インフルエンザの影響で卵を産む鶏が減っていることなどがある。きょうの東京の卵の卸売価格はMサイズ・1kgあたり340円で、エッグショックと言われたおととしの価格に迫る水準となっている。吉祥寺の店では、わんこたまごかけご飯を始めた。使っているのはうずらの卵。うずらの卵は価格が安定していて、バランスよく計算が立つという。キユーピーはおととい、約2年ぶりの値上げを発表。専門家は、今後の価格について、ことし1月から新たに卵を産むひなの数が増えてきている、本格的に産み始める7月頃になれば、価格は少し落ち着いてくるのではないかなどとした。
住所: 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-14 六鳴館