福岡大学の在学中に後継者問題に興味をもった林田。そのきっかけはある町工場に関するニュースだった。講師から岡野工業がすごいという話を聞いた1週間後にニュースでそこが廃業すると記事が出たという。岡野工業はでかい位置細い注射針などを開発。林田は宝のような技術が突然途絶えてしまうことにショックをうけ、その経験からほどなく、地元福岡県内でも同じ問題が起こっていることがわかった。その企業が吉開のかまぼこだった。2018年に先代の体調不良で休業し、林田は先代に会いに向かったというがその話を聞いて跡を継ぎたいと、事業承継している会社探しが始まった。そんな中で出会ったのは瀬戸口将貴さん。地元福岡に貢献したいという想いから畑違いではあったが吉開のかまぼこの買収を決めてくれた。その中で林田に社長をやってみないかと話が及んだ。林田はそれに悩みに悩んだという。しかしその後3年間の指導をうけ、新しい販路を開拓しようと飛び込み営業も。