組織で働いていると“自分は上司からどう評価されているか”や“自分のスキルはどれほどのものか”など気になる。そんな中、業績や評価を見える化してモチベーションを高めようという会社が増えている。名古屋市にある大手電機メーカーが取り入れたのは、ゲームの要素。従業員のスキルや作業の進捗などを“見える化”する実証実験を行っている。精密な機器を組み立てるため、技術や経験が求められる作業。自分の能力がどのぐらいか可視化することで、やりがいにつなげようという試み。従業員はまず、スマホで自分が気に入ったアバターを選択する。アバターには、これまでどれだけ機器を作ってきたかや、どれくらいの時間を要したかなどが数値で表示される。そうした実績に応じて作業者としてのレベルが示され、ゲーム感覚で次のレベルまであとどのぐらいかも一目で分かるようになっている。レベルが上がっていけば、アバターの衣装や武器などアイテムが増えていき、楽しみながら自分の成長も実感できる。
成果に応じて仮想の株式を付与することで、やる気を高めようとする会社もある。岐阜県羽島市にある中古のスマホやタブレットの販売やレンタルなどを行っている会社では、賃上げに加えて、先月からは仮想の株式を使った制度を始めた。従業員に株の権利を渡すストックオプションのような仕組みを使ったこの制度。従業員の業績や昇進などに応じて、会社は仮想の株式を付与する。MVPになると1万ポイントを付与。この会社は1ポイント100円としているので100万円に相当する。従業員は自分がどれだけ仮想の株式を保有しているか、スマホいつでも確認することができる。会社は2年後をめどに、国内の証券取引所への上場を目指している。目標を達成した場合、仮想の株式は実際に現金で支給されるため、個人だけでなく会社全体のモチベーション向上にもつながっている。仕事にやりがいを感じてもらうことは、多くの企業で課題になっている離職防止にもつながる。
成果に応じて仮想の株式を付与することで、やる気を高めようとする会社もある。岐阜県羽島市にある中古のスマホやタブレットの販売やレンタルなどを行っている会社では、賃上げに加えて、先月からは仮想の株式を使った制度を始めた。従業員に株の権利を渡すストックオプションのような仕組みを使ったこの制度。従業員の業績や昇進などに応じて、会社は仮想の株式を付与する。MVPになると1万ポイントを付与。この会社は1ポイント100円としているので100万円に相当する。従業員は自分がどれだけ仮想の株式を保有しているか、スマホいつでも確認することができる。会社は2年後をめどに、国内の証券取引所への上場を目指している。目標を達成した場合、仮想の株式は実際に現金で支給されるため、個人だけでなく会社全体のモチベーション向上にもつながっている。仕事にやりがいを感じてもらうことは、多くの企業で課題になっている離職防止にもつながる。