石川県輪島市白米地区。区長の白尾さん夫妻は長期孤立を体験した。1月1日、友一さんは白米の自宅、真紀子さんは名舟の実家で被災。2つの地区は共に孤立状態に。情報が得られず不安な夜を迎えた。1月2日、友一さんは歩いて真紀子さんを迎えに行き、互いの無事を確認。2人で白米に帰った。家の損傷、断水、停電、物資不足の中、孤立生活が始まった。道の駅では観光客など80人が孤立。白尾さんたちは食材を集めて炊き出しをした。旅行で来ていた若者たちに声をかけ、大量の水を確保。物資を持ち寄り、役割を分担し、集団で行動する共同体ができた。1月5日、観光客はヘリで全員避難。白尾さんたちはは白米に残り、地域の今後を考え始めた。1月11日、残された住民はヘリで避難し、異例の長期孤立を乗り切った。