過疎化で廃校になった校舎が近年インバウンド客や学校体験の場として再活用されている。地域活性化や新たな観光資源として注目を浴びる取り組みを取材。千葉県君津市にあるかつての廃校舎に大勢の留学生が集まった。その目的は「君ノ高校」というプログラムへの参加で、日本の高校生になりきり学校生活を体験するというもの。廃校を使うことでリアルさと没入感を演出している。給食の時間では割烹着を着て配膳に挑戦。机を並べてみんなで給食を食べた。午後はジャージに着替えて運動会。そして一人一人に渡された卒業証書、たった1日でも忘れられない日本の高校生活となった。このプログラムでは観光では味わえない日本文化の理解につながると留学生を受け入れる大学も期待を寄せている。