広島県海田町では、断水対策として、町内の井戸を調査し、登録を進めている。海田町の任意団体「海田町公衆衛生推進協議会」が進めている取り組みで、先月、これまで調査してきた井戸の初めての登録が行われた。登録された井戸は、災害時共助利用井戸とされ、町内では、電動ポンプで汲み上げ、蛇口などから出るようになっているものが主流だという。課題のひとつが、停電時の対策だ。発電機を取り付けることが対策として考えられているが、費用が高く、調査を担う団体では、まかなえないという。団体としては、発電機を所有している人が、緊急時には貸し出すなど、共助の機運が醸成されたらいいと考えているという。呉市では、登録した井戸の修繕や新しいポンプの設置に対して、費用の補助を行っている。練馬区の防災地図には、防災井戸の場所が示されている。亀山は、自治体のホームページなどで、平時から、自分の住んでいる地域にある井戸の場所を知っておくことも必要だなどと話した。